散歩みち

リーマノミクス、田舎のサラリーマンが散歩しながら考える経済政策

システム開発時代の残業の話

25歳からSEとして、いろいろな現場でいろいろなシステム開発に携わってきた。
大体が発注元(お客さん)からA社→B社→C社…というような形で仕事がくる。
建設や土木業界と変わらない流れである。

 

昔の話だが…私はCの位置でやっていたが、給与の低さや残業がひどく、スキルアップも兼ねて転職、Bの位置にたどり着いた。
しかし、結局Aからのプレスが強く残業地獄。基本終電で、22時に帰る時があると嬉しい…感覚がおかしくなってた。

 

なぜ、会社は残業をやらせるのか。
(やらなくてはならない状況に追い込むのか?ということだが)人を10人使うよりも、5人に倍の負荷をかけた方が効率が良いということだ。
人が欲しい時、基本料金で例えば、1人、月70万円だとして残業分はオプション扱いとして、
10人の場合:10人×70万=700万円
5人の場合:5人×(70万+30万)=500万円
(1人30万の残業オプション追加料金として)

お客さんからは業務請負でA社がとって、B社へ依頼、そしてC社へなんてやってるわけだから、上前をはねながら、どれだけ原価(人件費)を減らすかが目標となる。

マァ、結局、経営的見地で人件費圧縮ということなんだろう。

 

経営側と労働者はずっと利益相反でなくちゃいけないのかな。